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シミの治療

シミと言っても、色々ありますが、皮膚表層のシミの場合は、焼却する方法、クリームで薄くしていく方法、内服治療などがあります。患者さんによって病態が異なりますので、診察を行った上で適切な治療法をアドバイスいたします。

デルマトロン

中周波の極めて微弱な電流により、シミ部分の表皮を軽く焼き除去し、新しい皮膚を再生する医療機器です。

レーザーとは異なった機序で作用するため、色の薄いシミ、首の小さいイボにも対応いたします。炎症後色素沈着や、やけどなどの副作用が少なく、施術の際は麻酔は不要で、施術後も洗顔、メイクは可能で、テープを貼る必要のないのが特徴です。

トレチノインオイルジェル

トレチノインオイルジェル使用上の注意

トレチノインはビタミンAの誘導体で、難治生のニキビの治療薬として米国で許可された後、シワなどの紫外線による皮膚の老化にも効果が認められ多くの患者さんに皮膚の若返り治療薬として使用されています。日本では正式に認可されていないのが現状ですが、当院では患者さんの症状に応じて独自のものを処方いたします。
現在、日本でも一部の高価格帯の化粧品にシワに効果があるとしてレチノールという成分が配合されているものがあります。しかしレチノールはトレチノインの約100分の1の生理作用しかないため治療効果を認めるまでには至っておりません。

トレチノインの皮膚に対する作用
  1. 角質をはがす。
  2. 表皮の細胞分裂を促進し、皮膚の再生を促す。
  3. 皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑える。
  4. 真皮のコラーゲンの生成を促し、皮膚のタルミや小ジワを改善する。
  5. 表皮内でヒアルロン酸などの分泌を高め、皮膚をみずみずしく保つ。

ハイドロキノンクリーム

ハイドロキノンクリーム使用上の注意

ハイドロキノンはシミの原因であるメラニン産生の阻害作用があり、米国では多くの患者さんに皮膚の漂白目的で治療薬として使用されています。当院では患者さんの症状に応じて独自のものを処方いたします。

ハイドロキノンの皮膚に対する副作用
  1. 人によってはかぶれたり、刺激がある。
    赤身や刺激が強い場合使用を中止し、医師に相談してください。
  2. 強い紫外線を浴びると、シミが濃くなる場合がある。
    短時間でも日中外出の際は、SPF20以上のサンスクリーンを使用してください。

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